ドイツ

都市の「間」の豊かな「生活」

ワークショップも終わりまして、いまドキュメントのまとめ作業中です。そのなかであとがき用に書いた文ができたので載せます。 - - - - - -いきなり私的な話で申し訳ないのですが、東京の杉並区に生まれ育った私は、子供の頃から東京という都市の窮屈さを身…

庶民の「豊かさ」と「生活力」

ドイツに来て2年、いろんな人に会いました。その中で感じたことは、決して金持ちでは無い庶民の生活が、とても「豊か」であるということです。私が去年までドレスデンで住んでいた家はWohngemeinschaft(WGと略します)という、ルームシェアの物件でした。…

ザクセン州首相 スタニスラフ・ティリッヒ インタビュー

ザクセン州首相 スタニスラフ・ティリッヒ インタビュー「我々はさらに多くの褐炭を必要としている」(RP Online, 4月16日) 現ザクセン州首相のスタニスラフ・ティリッヒ(Stanislaw Tillich:キリスト教民主同盟)は、原子力発電からの撤退の代償として、…

原子力の国、日本 ―技術への盲信

原子力の国、日本 ―技術への盲信 (Süddeutsche Zeitung, 3月13日) 筆者:Christoph Neidhart日本は原子爆弾を投下された唯一の国である。原子力のトラウマを持つにも関わらず、これまで原子力発電に関する議論がまともになされてこなかった。戦後期に生じ…

Neue Wache - 戦争犠牲者追悼施設の一つの終着地点

[Photo : hbierau]ベルリンの目抜き通りウンター・デン・リンデン。雑踏の中に新古典主義様式の建物が一つひっそりとたたずんでいる。名前はNeue Wache(新衛兵所)、1816年にナポレオン戦争の勝利を記念してプロイセン時代に建てられた。オリジナルの設計者…